皆様、ご無沙汰しております、世界一の幸せ者ことオータです。
12/3のヴィナイオッティマーナとしての最後のイベントからもう3週間以上経っちゃっているのですね・・・。
15生産者のうち、14生産者は12/4に帰国したのですが、カーゼ コリーニのコリーノ親子は12/9まで日本に滞在していたため、僕自身全く落ち着かず、彼らの帰国後はイベントの収支算出に追われ、ようやくそれも終わりましたのでこうやってブログを書き始めている次第です。
何はともあれ、参加いただきました全ての方、来場いただいたお客様、手伝ってくださったスタッフ一同、参加レストランの方々、本当にありがとうございました!!
京都、大阪、仙台、鎌倉、東京につくばで約1500名の方にご来場いただきました!皆さんのおかげで、本当に夢のような1週間を過ごさせていただきました。
あそこに至るまでのヴィナオッティマーナ実行委員会の追い込まれ具合は尋常ではありませんでしたが、終わってみたら楽しい思い出ばかり(他のスタッフは違うかもしれません!)。
恐らく・・・というより絶対に、あの1週間に僕以上に”ありがとう”を口にした人間は世界中を見回してもいなかったのではないでしょうか??
誕生日のお祝いにありがとうございます、イベントへの賛辞にありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます・・・
自分の口から発せられる”ありがとう”が何度も自分の耳に入ってくるうちに、”ありがとうトランス”状態に入ってしまい、感動しちゃうこともしばしば。
僕自身、自分のことをとても恵まれている(良い家族、仕事、スタッフ、友人等などに)人間だと思っては思っていましたが、この1週間ほど痛感させられた日々も記憶にありません。
本当に凄いライブコンサートのように、造り手&スタッフの情熱、思いと来られた方たちの造り手に対する愛情、興味、そして参加されていたレストランさん(パン屋さん、サルメリアさん、お菓子屋さん含め!!)たちのこんなにいっぱい造り手来てんだから頑張っちゃうよオーラ、そしてワイン自身に秘められていた魂が解放されて、一方のテンションが他者のテンションによってさらに引き上げられ、引き上げられたテンションを目の当たりにしてまた他の人のテンションも上がり・・・確実に何かがうねってました。あれをグルーヴというのでしょうね。
サルメリア ロッキューさんの
HPには、”愛が溢れていた”と書かれていましたが、本当にそうだったのだと思います。
基本皆さんとお話しすることに必死だったわけですが、ふと冷静になって愛が溢れていること、グルーヴ感を実感できた時、ウルッときちゃってました。
来られたお客様、参加されたレストランの方の何人かが”感動”という言葉でイベントを表現してくださいました。
「ワインはヒトである」と「ワインにとって大切なのは品質以上に個性である」と僕は思っていると、イベントの中でも言っていたと思います。
造り手たちに誠実さ、謙虚さがあってこそ、土地や自然環境に敬意を払って農作業を行うことができ、彼らの経験、知恵そしてそれに基づいた技術があってこそ、天候的に恵まれなかったという年でさえ素晴らしいワインができたりします。
土地、年、ブドウの個性は、良心ある造り手のみがワインの中に封じ込めることができ、さらに個々の良心の在り方がワインに個性として現れる・・・。
個性とは、他との差異があってこそ存在しえるもので、多様性とも言い換えられる。ワインに個性が大事だというのは、土地、年、ブドウ、造り手によって”違う”ことが重要だということ。
良心とは思いであり、熱である。
品質が人を感心させることはあっても、感動させることはなく、個性、思い、熱こそが人の心に何かを訴えかける。
今回のイベントで、感動していただけたという事は、そこに熱があったという事で、それはまさにワインにとって大切だと言っているものと重なり・・・。
皆さんがワインを飲んでびっくりしたり、美味しくて顔がほころんだりという表情が、言葉の壁さえもあっさりと飛び越えて造り手へと伝わり、彼らの心を喜びで満たしているのを僕は目撃してました!!
言い換えるなら、飲み手のハッピーが造り手のハッピーになるってことで、両者のハッピーがそのあいだを取り持つ僕たちのハッピーにもなる・・・ワインってすんばらしいコミュニケーションツールだと思いませんか?
ワインを造るのもヒト、
輸入するのもヒト、
それをセレクトして仕入れ販売するのもヒト、
それを飲むのもヒト
ヒトとヒトの心が触れ合う空間だったから、熱が生じ、感動が生まれたのではないでしょうか!
そんな空間を皆さんと創出できたことが感動的に嬉しかったです!!
皆さんの前で、ヴィナイオータの取り扱う全生産者が震災直後に義捐ワインの提供を快諾してくれたこと(詳しくは
こちらを)をお話しして、それに対する僕たちからの感謝の念を拍手で伝えるというのを忘れてしまったことが心残りというか、少々後悔しています。話するのは好きなのですが、不特定多数を前にするとアガっちゃうんですよね・・・。
ですので皆さん、念で拍手をイタリアまで送っておいてください(笑)。
僕の誕生日週間という、公私混同も甚だしい事から始まった企画とはいえ、ただの商人(あきんど)なのに僕が主役っぽくなっちゃってることには、最後まで違和感と造り手に対する申し訳なさみたいなものを感じていました。
ですが!、東京会場でお話させていただいたように、僕以上に(インポーターとしてのクオリティ面で)支持されているインポーターは数あれど、僕以上に愛されているインポーターはいないとも自負しております!!
その愛に応えられるよう、これからも愛あるワインを気合(気愛?)を入れて皆さんにご紹介していきたいと思います!!!!!!!!!
そして義捐金の報告です!!
京都、大阪、東京会場で試飲用にお出ししたワインは、造り手から提供していただいたものでした。チケット販売による収益から必要経費を差し引いたものが704348円ありました。
会場内でワインの販売をしていましたが、今回来日しなかった造り手がイベントの為に提供してくれたボトルのヴィナイオータ的売り上げが136320円ありました。
これらを合算した840668円を福島県災害対策本部に送らせて頂きました。
そして僕の個人的なワイン+パルマの鬼グルメことオッターヴィオ ヴェッキ氏提供のロマーノ レーヴィのスペシャルリゼルヴァを出していたエノテカ ヴィナイオータの売り上げが569900円ありました!!
こちらはキリ良く57万円しまして、茨城県災害対策本部に送らせて頂きました。
引き続き、閉会の辞その2にも行きたいと思います!ヴィナイオッティマーナのオモテ、カゲ両プロデューサーからアップを迫られている文章になりまして、もう少々手直しをしようかと。
それと、造り手から帰国後に来たメールに書かれていた印象的な言葉を皆さんにもご紹介したいと思いますのでお楽しみに!!