ちょっとボケちゃってますが、可愛い豆だと思いませんか。ウンブリアとマルケのごく限られた生産者だけが栽培している、モニケッレという品種だそう。本当にイタリアには地野菜が多い。こういうのを守ろうとする志のある生産者が結構いるってことがイタリアのすごいところだなぁといつも思う。
だけど一般的な話で言うなら、イタリアのような国でもグローバリゼーションという名前のスタンダード化が進んでいると思う。
ワインの世界も一緒で、多くの造り手は彼らの仕事の簡略化のためにマイナーな伝統品種の栽培をどんどんやめていく傾向にあるようです。例えばバローロの地区で言うなら、フレイザやグリニョリーノなどでしょうか。某有名生産者(それも伝統的な)などはドルチェットとフレイザを全て抜いてしまってそこにネッビオーロとバルベーラを植えたそう・・・。多様性ってとても大事だと思うんですけどねー、なんだか残念です。
逆にサルデーニャの、パーネヴィーノのジャンフランコなどは、本当に沢山の品種を栽培しています。カンノナウ、カリニャーノ、ムリテッル、モーニカ、ジロ、セミダーノ、ボヴァーレ、モスカート、ヴェルメンティーノなどなど。
僕も米作りを再開するときには、茨城でかつて植えられていた地品種にも挑戦しようとも考えています。