遊月のお祝いなどいろいろ頂いちゃってまして、彼女以上に大人が喜んじゃってます。
まずは鯛。身はお刺身(松皮造りって言うんでしたっけ)にして、残ったのは昆布締め、頭は焼いて、ポン酢じゃばってかけて白髪ネギを頭が見えなくなるくらいのせて熱い油かけていただきました。中骨は軽く焼いて、付いていた身をほぐして、骨をさらに焼いて出汁をとった。この出汁が今年僕が作った料理の中で一番の出来(出汁を料理と言っていいのかははなはだ疑問ですが・・・)でした。この出汁にほぐしておいた身、冷や飯、塩だけで作った雑炊の味たるや・・・。久しぶりに自分の仕事を褒められるレベルでした。
一緒に頂いた生わかめも美味でございました。
話は一瞬それますが、奥ちゃんが出産後の入院中など僕と母が面倒を見ている間、遊人のお弁当を4回ほど作ったのですが惨敗でした・・・。
1回目 内容:オムライス、奥ちゃん作り置き冷凍しておいてくれたコロッケ、カリフラワーのお浸し、あと1-2品位入れたが忘れた
結果:オムレツは完食、チキンライス残す、カリフラワー丸残り、他のおかずも残す
2回目 それではパスタでということで、前の日に挽肉(といってもスライス肉を自分でたたいた)にハーブ、ニンニクなどを入れサルシッチャのベースを作っておき、団子状にしてトマトソースで煮込んでペンネと和えた。またまた奥ちゃんコロッケにちぢみほうれん草のソテーに鴨の油で芋を揚げたもの
結果:ペンネ7-8本残す、ほうれん草手付かず
3回目 だんだん奥ちゃんの気持ちが分かってきました。残されるくらいなら、好きなものばかり入れてでも残さずに帰ってもらいたい!ということで、ご飯に河豚のふりかけ(天然の河豚でまがい物一切入れずに作ってあって、かなり美味しい)、再三のコロッケ、ハンバーグ、キャベツの炒め物、オムレツ、芋。
結果:完食!幼稚園から帰ってくるや奥ちゃんに、”僕ぜーーーんぶ食べたよ!”と弁当箱見せながら自慢していたらしい。内容が内容なだけに素直に喜べない。
4回目 河豚ふりかけご飯、再四でコロッケ、鴨のコンフィ(西崎ファームのが賞味期限切れ間近ということで安く売ってたので)、芋、セロリのきんぴら
結果:セロリ、コンフィ手付かず・・・
当たり前ですが、弁当箱が小さいのでその中にバランス良く食べてもらえるようにと、いろいろ入れるのはかなり難しい。あと冷めた時でも美味しいものであること、子供の好きなものと親が食べてもらいたいものの間の妥協点を見つける必要があること。奥が深い・・・。
ですが奥ちゃんの不在中、極端に買い物もしないし、残り物を使うことに命をかけていたからか、冷蔵庫の中は恐ろしくきれいになりました。冷蔵庫にあるものだけでという制約の中で料理するのが結構好きな僕なのでした。
下町の人情イタリアンPの有馬からは、中勢以さんのお肉を頂きました。生と焼きの両方で頂きましたが美味!こういう肉食べちゃうとほんと後戻りできなくなっちゃいます。
1/26は和歌山からアイーダの小林夫妻が遊びに来てくれました。遊びに来たというより、料理をしに来てくれたというくらいの気合の入り方で、当日の午前に6箱もの荷物が届きました・・・。10人(うち2人は僕の親なので早々に退散しましたが)で20本位のボトルが開いたのでまずまずかと。良く食べよく飲みました・・・。
小林夫妻、ご馳走様でございました。そしてお祝いの品々もありがとうございました!懲りずにまた来て下さいね(次回は手ぶらで!)。
いただけない僕は宴の写真を1枚も撮っていなくて、皆さんにお見せできるものといったら宴の後の太田家の食卓風景くらいでしょうか・・・。
1/27夜
ポレンタは白金豚のサルシッチャとLaCollinaのトマトで作った煮込み
ホロホロ鳥のテリーヌ
ポトフはそのまま
アイーダ人参はバーニャカウダで
アイーダジャガイモ、人参、フィノッキオ、ラディッキオは蒸し焼きにしました。
1/27は北からこんなものも届きました。
立派な鱈でございました。あんなに大きな白子があるってことは鱈って精力あるんですかね。札幌のS氏の元気の秘訣が判ったような気がします。
鱈といえば、年末に青森からも、ぶりっこなる妙なる食べ物と共に頂きました。ぶりっこ、顎関節症気味のキッシーには酷な食べ物でございました。ポル様ご馳走様でございます。
青森からの鱈が届いた日は、名古屋からも大量の魚が届き、凄いことになっていましたっけ。
で、1/28昼は、
焼きポレンタにラルドとフィノッキオーナをのっけて、
アイーダ菜っ葉のサラダオイルもアチェートもフランクので、
ポトフの汁を前の日の野菜の蒸し焼きの切れ端でとったブロードで伸ばしアイーダカーヴォロネーロ、ジャガイモ、人参を入れたズッパ
白子の焼いたものにアイーダシェフが作っていったバーニャカウダ&サルサヴェルデにアイーダレモンを絞って酸味を利かせたソースを添えて
1/28夜は白金豚サルシッチャをストーブで焼いて食べて、
1/29夜
前の日の残りの焼いてしまったサルシッチャに家にあった豚肉を足してラグーを作りました。使ったワインは数ヶ月前に開けたアンジョリーノのメルロー2006、美味しくないはずがない。
和歌山へのオマージュのような一皿、アイーダフィノッキオと和歌山デコポンのサラダ。フィノッキオの香りが鮮烈。フィノッキオを使った料理としては一番好きなのがこのサラダ。
食べ物以外にもたくさんの方からお祝いを頂いちゃいました。
札幌のS氏から鱈の白子、宮崎のTさんからはオムツ、酒屋界では日本屈指のいやらしいお2人からの贈り物にいろいろ考えてしまう僕が変なのでしょうか・・・。
ナーーーイス、ねーさん。いけてる場所に植えちゃいます。実を成らせたいので、苗を買い足すことも思案中です。
ピンコちゃんもスパーバイトのH君もきっしーもありがとー。