前回はどのようにしてヴィナイオッティマーナが生まれたのかを書きましたので、今回は京都、大阪、東京会場での会の概要に関してご説明しようかと思います。
大阪と東京会場は、チケット代に1000円分のフードチケットとワイングラス(ホルダー付き)が、京都会場はフードチケットの代わりに、参加各店の気合の詰まった前菜の盛り合わせがウエルカムフードとして付いてきます(ワイングラス+ホルダーももちろん付いてきます!)。
そして当然のことながら、各生産者のワインがフリーテイスティングしていだけます!
造り手には個々にブースを持ってもらいまして、皆さんには自由に周っていただいて、各々3-4種類(造り手によってはMax2種類という人もいますので、いろいろ造っている人のところはもっと出すかもしれません!)のワインを用意しますので、約60種ほど、ワインを楽しんでいただく予定です。
ちなみにですが、今回皆さんにテイスティングしていただくワインはすべて造り手からの無償提供を受けたもので、今回チケット代の収益から必要経費を引いた全額を被災地に寄付させていただきます。
詳しくは僕の
過去の記事を読んでいただきたい(すべてを把握するためには前後も読まないといけないかもしれません・・・)のですが、弊社取扱いの生産者全員、今回の震災のもたらした惨状に心を痛め、自分たちにできることは何でも協力するという話をいただき、無償でワインを提供してもらい、その売り上げ全額を被災地に寄付させていただきました(義捐ワインプロジェクト)。
「自分たちが多大なる被害を受けた方たちのためにできることなど微々たるものでしかないから、またヒサトが何かするようなら、喜んで協力するよ!」と言われていたので今回も彼らの厚意に甘えることにしました。
造り手1人に通訳1人を配備(?)しておりますので、皆さんには造り手といろいろコミュニケーションをとっていただきたいと思っています。
造り手には名札をしてもらうつもりなのですが、その名札にイタリア以外の国の国旗を見かけたのでしたら、それがその造り手の話せる他の言語(英語かフランス語ということになると思いますが・・・)だとご理解いただいて、皆さんの中で、イタリア語は話せないけどその言語なら話せるという方は、是非積極的に話しかけて(そして時には他の方たちの通訳もして)ください!
そして食事ですが、地元で活躍するシェフや遠方から駆けつけたシェフたちが腕を競い合う出張料理コーナーで、フードチケットを使ってお買い求めいただくシステムとなっています。時間の限られているイベントで、お料理の受け渡しの際におつりのやりとりがあると時間のロスがでてしまうと考えたため、こういった方法を取らせて頂くことにしました。
前述の通り、大阪、東京会場は予め1000円分のチケットが付いてきますし、各会場とも各所でフードチケットを販売しておりますので足りなくなった際はお買い求めいただけます。
京都会場では所定の場所で、前菜の盛り合わせをお出しする形となると思います。
それ以外にも、各会場ともイベント性のあるお食事の提供の仕方をシェフの方々共々考えておりますので、決まり次第アップさせていただきますのでお楽しみに!!
そして、おばちゃん(サノヨーコ)の強引なまでの提案で決まってしまった、1日限りのワインバー、名付けてエノテカ ヴィナイオータも開店します!
趣旨はといいますと、僕の私蔵ワインを皆さんに有料で試飲していただいて、その収益の全額を寄付させていただくという…。
チラシには”自社ワインにこだわらないセレクト”などと勝手に書かれておりまして、このコメントがどこまで僕を追い詰めているか…(笑)。
とはいえ!掲げた看板を下げるのは大嫌いな僕ですので、本気の本気のセレクションで臨ませていただきます!!!!!
内容は、僕が今ここに至るまでに多大なる影響を受けたワイン、心底感動したワインのみで行かせていただきます!!値段が少々張っていても絶対にひるまないでください!!何かしら皆さんに訴えかける力のあるワインのみをご用意しますので!
故ロマーノ レーヴィのドドドドドドドドドドドレアなリゼルヴァ・グラッパ※もご用意させていただきます!(これは僕の私蔵ものではなく、僕にレーヴィのグラッパを分けてくれている、パルマの鬼グルメ、オッターヴィオ ヴェッキ氏からの無償提供です!!)こちらは、1杯ン万円になるかと思いますが、この機会を逃すと絶対に
一生飲めないものですので!!
※レーヴィは、1960-1980年代の初めに蒸留されたグラッパで、これはと思うものをボトリングせずに樽ないしダミジャーナ(大瓶)で追熟させ、20-30年後、一切加水、フィルタリングすることなく、それぞれのロットに名前を付けてリリースさせていて、それを僕たちはレーヴィのリゼルヴァと呼んでいます。その大半(基本全量!)をオッターヴィオが買ってしまっていたため、市場ではまず見かけることはありませんが、どんなに控えめに言っても世界最高峰の蒸留酒といえる代物です!
次回は概要その2、の予定です!
なんとか約束の毎日更新を実現できました…、それもワインをお届けにあがったお客様(近所の某酒屋さん)に拉致されまして、おうちのPCを借りてまで…ちょっと褒めてください。
じゃあ、今から飲んできまーす!